重信元幹部は、オランダ・ハーグのフランス大使館が占拠された「ハーグ事件」に関与した疑いで、2000年11月に逮捕された。懲役20年の実刑判決が確定し、服役していた。
重信元幹部は28日午前8時前、東京都昭島市にある「東日本成人矯正医療センター」から迎えの車に乗って出所した。
NHKの報道によると、施設前には、支援者や報道陣が多く集まったほか、抗議団体もみられた。
重信元幹部は、服役中に4回がんの手術を受けた。出所後の取材に対し「50年前、人質を取るなどして被害を与えたことをお詫びします。今後は治療に専念し、反省するとともに好奇心を持って生きていきたいです」などと話したという。
日本赤軍については解散を宣言しているが、メンバー7人が現在も逃亡中で、警察当局は警戒を続けている。
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