Canal 24 Horas テレビは我が子を売った2人の女性に取材した。ひとりは子沢山の家庭の母親で、10歳の娘アミーナを2300ドル(29万2000円)で20代と思われる男性に売ろうとしていた。アミーナは自分が数日後に家族と別れて、主人となる男の妻にならなければならないことを知り、泣いていたが、母親はこれは年下の子らを餓死から救うためだと訴えていた。
もう一人の女性はたったひとりで、1日68円以下の収入で3人の子どもを育ててきたが、長女の5歳のサブラを売った。娘のために家族で幸せな暮らしを願い、500ドル(63,600円)で子どものいない夫婦に売ったという。
アフガニスタンでは2021年8月のタリバンの台頭により経済危機が悪化し、国際支援の不足も合わさって、2400万人以上のアフガニスタン人が餓死の危機に瀕している。この数字は人口の半分以上にあたる。戦争や干ばつで多くのアフガニスタン人が家を離れ、辺境へと移住した。タリバンはそこへは追ってこないが、その代わり人道支援も届かない。貧困と不衛生な状態での生活状況は非常に危機的で、このために多くの親が家族の他の者らの命を守るために子どもを売ってしまう。
スプートニクが先日報じた、小麦不足による飢餓でアフリカ、中東で暴動が発生する恐れについての専門家の見解はリンクからお読みいただけます
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