研究チームは、2000年から2002年に生まれた7855人の子どものデータを収集し、そのうち5歳、7歳、11歳、14歳の子どもに言語や空間の認知能力テストを実施した。この研究は、より長期間の母乳育児は、あらゆる年齢におけるより高い知的能力と関連していることを示した。
なお、子どもの知能の高さに直接影響したのは母乳育児なのか、それとも別の要因が働いているのかなど、不明な点もあった。たとえば統計によると、一般的に、子どもをより長期間母乳で育てる女性は、より教育レベルが高く、経済的にもより豊かだという。一方、この要因を調整した後でさえも、母乳育児の期間が異なる子どもたちの発達に違いがみられたという。
研究チームは研究を続け、長期間の母乳育児が子どもの知能に与える影響を説明するすべての要因を特定するる意向。
今月5月、認知能力を向上させる遺伝子変異が見つかったと報じられた。
関連ニュース