トランプ元大統領によると、原油高に加え、ロシア側が自国通貨によるエネルギー燃料の支払いに踏み切ったため、 ロシア政府は大変な資産を築いているという。トランプ氏はワイオミング州で開かれた支持者向けの政治集会でこのように発言した。
「それは歴史的なマックスに達している。というのも、原油は今かつてないほど値上がりしているからだ。もしこの戦争を止めたいのならば、1バレル当たり30ドルから40ドルまで引き下げると良い」
その上でトランプ氏はエネルギーの安全保障における自らの功績を強調し、仮に自らが大統領職に留まっていれば、米国は原油の掘削量でロシア及びサウジアラビアを上回り、ベネズエラに助けを請う必要もなかっただろうと評価した。
先に米財務省はニコラス・マドゥロ大統領の政府と今後の活動について交渉を行う許可を米石油関連企業大手のシェブロン社に与えた。この規制緩和により、今後の活動にいて交渉する可能性が浮上したものの、ベネズエラの石油掘削企業、PDVSA社との共同事業に参加する事についてはまだ想定されていない。
米国は2019年、ベネズエラに一連の制裁を発動した。そのうち最も強力な制裁は、米国の管轄下にあるPDVSA社の資金凍結で、その規模は70億ドルに達した。
関連ニュース