研究論文によると、この遺伝子は、細胞内の水の通り道の数を減らすことによって細胞による水分損失を減らし、それによって干ばつ状態でイネが水分を保持する能力を向上させることができるという。
研究に参加した上海市農業生物遺伝子センターのジュニア研究員によると、研究チームはイネの干ばつ耐性を調節する遺伝子を見つけるため、干ばつ状態と通常状態で育てられた大量のイネを比較した。そして、イネの第4染色体の高精度マッピングによってOsRINGzf1遺伝子が見つかった。
研究結果は、この遺伝子の過剰発現は干ばつと塩ストレスに対するイネの耐性を高め、その除去はイネを干ばつに対してより敏感にすることを示したという。
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