新規感染者は全員イングランドで確認され、5月7日以降、英国で確認された感染者の数は合計179人となった。
先に、UKHSAは、新たな感染者が出たものの、一般市民へのリスクは低いと発表した。しかし、同庁は感染者と接触した人に対し21日間の隔離を勧告した。
さらに、UKHSAは、安全な天然痘ワクチン(ババリアン・ノルディック社製の「インバネックス(Imvanex)」)も備蓄している。ワクチンは、症状や重症化のリスクを軽減するため、サル痘と診断された人の近親者に提供される。
サル痘は、ヒトの間でも感染する珍しいウイルス感染症。通常は軽症で、ほとんどの人が数週間以内に回復するが、人によっては合併症を起こすことがある。サル痘の初期症状は、発熱、頭痛、筋肉痛、背中の痛み、リンパ節腫脹、悪寒、疲労感など。発疹は、多くの場合、顔から始まり、体の他の部分に広っていく。発疹は変化していき、様々な段階を経て最終的にかさぶたを形成し、その後剥がれ落ちるという。
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