バルスキー氏は、東方への展開はロシアで長い間行われてきたと指摘した。
同大使は、「しかし、戦略的目標というだけでなく、経済状況も私たちをこうした事態に後押ししたことは、2010年代半ばから明らかだった」と強調した。
アジアのベクトルに関する研究の重要性が増している例として、バルスキー氏は、ロシアの中国研究およびオリエンタリズム全般のあり方について、近年議論が活発になっていることを挙げた。
そして今日、このテーマは制裁やウクライナとの関連から生じたのではないと、同外交官は指摘した。そして、その訳は、ロシアが、スローガンや宣言だけでなく、「国家やビジネスの観点からも、ソフトパワーなどの観点からも、組織的に東方に目を向ける必要がある」ことを理解するようになったからだ。
「したがって、ここでは、ウクライナがどれだけ私たちを後押ししたかという問題だと思う。そうですね、たぶん、ウクライナは、私たちが以前やっていたことが絶対に正しい方向であることを非常にはっきりと示してくれました」
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