発表によると、スペインではここ4日間で22人の新規感染者が確認され、現時点で療養中なのは76人。感染者の大部分は首都マドリードで確認されている。また、サル痘感染の疑いがある245人に検査を行ったが、うち125人は陰性だったという。
世界保健機関(WHO)のまとめによると、5月26日の時点で世界23カ国で257症例が確認されている。
サル痘ウイルスは1958年、デンマークの研究所で、サルの天然痘類似疾患の調査を実施していた際に発見された。ヒトへの感染へは1970年、コンゴ民主共和国で初めて確認された。WHOは、天然痘ワクチンの接種がサル痘への効果的な予防策になるとして、濃厚接触者となった場合はワクチンを接種するよう推奨している。
関連ニュース