米国のロイド・オースティン国防長官は、6月10~12日にシンガポールで開かれるアジア太平洋諸国の安全保障に関する多国間会議「シャングリラ会合」に出席する意向を示している。中国の魏鳳和(ウェイ・フォンホー)国防相の出席の有無は明らかになっていないが、同紙の報道では魏国防相は出席に前向きだという。同紙は会談の実現は決定事項ではなく、変更もあり得るとしている。
これに先立ち、ブリンケン米国務長官は、米国の対中路線に関する演説で、米国は中国を国際秩序に対する「最も深刻な長期的挑戦」と見なしていると述べた。この一方で米国は台湾の独立を支持しないものの、現状を一方的に変更することには反対であり、台湾が十分な防衛力を維持できるよう引き続き支援すると強調した。
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