「Daily Mail」によると、このアンドロイドは英民間軍事会社「4GD」製の「 SimStrikers」というロボットで、マネキンのような見た目をしている。ただ、ARメガネをつけるとアンドロイドは「敵兵」として映るといい、弾がマネキンに命中すると本当に「敵兵」が崩れ落ちたかのように見えるという。また、アンドロイド側から撃ってくることもあるという。
訓練の現実感を高めるために、シミュレーションでは街並みや鐘の鳴る音、砂のにおいまでもが再現されている。
アンドロイドの「敵兵」は様々な言語で叫ぶといい、ロシア語やアラビア語も含まれている。シミュレーションの中にはウクライナの首都キエフでの攻防戦を想定したものもあるという。
4GD創設者のロブ・テイラー氏は「『SimStriker』が訓練のリアリティと効率性を高め、ひいては英軍の市街戦における戦闘能力の向上に寄与するだろう」と話している。
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