報道によると、OPECの加盟国は西側による制裁と部分的な欧州の禁輸措置によりロシアの掘削能力が制限されることから、原油掘削量の交渉にロシアを一時的に参加させない可能性を検討しているという。ロシアは2021年、OPEC加盟国、及び OPECに加盟しない9カ国との間で調印を交わし、原油掘削量の引き上げについて合意していた。ただし、WSJによるとロシアの掘削量は2022年およそ8%近く減少するという。
OPECプラスは2020年5月、新型コロナウイルスのパンデミックを背景に原油の掘削量を日量970万バレル減少させることで合意していた。OPECプラスは2021年8月から毎月、1日あたりの掘削量を40万バレルずつ上昇させることで合意していた。2022年5月からは43万2000バレルに拡大されていた。
OPECプラスの次回会合は6月2日に開催される。
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