政府が決める「就活ルール」では2023年春に卒業する大学生の採用面接の開始時期が6月以降となっている。金融や商社のほか、新型コロナウイルスの影響から多くの職種で採用を見送ってきた航空など、大手企業を中心に1日から採用面接が行われる。
情報サービス大手のリクルートが1月から3月にかけて行った調査では、2023年春に卒業予定で就職を希望する大学生と大学院生に対する求人倍率は1.58倍となった。前年調査を0.08ポイント上回り、4年ぶりに上昇に転じている。
大学生の内定率は、5月中旬の時点で約65%に達し、前年同時期より6ポイント余り高くなっている。外資系やIT関連など、政府のルールより早く内定を出す企業も多く、採用活動の前倒しが進む形となっている。
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