JA全農によると、肥料高騰の原因として、ウクライナ情勢や一連の制裁措置などにより、世界有数の肥料生産国であるロシア、ベラルーシ、ウクライナからの輸出が停滞したことや、中国が輸出制限を行ったことなどが挙げられるとしている。また、燃料高騰による運搬コストの増大や円安も追い打ちをかけている。
品目別にみると、尿素は94ポイント(前期比)、塩化カリは80ポイント(同)、複合肥料は55ポイント(同)の上昇などとなっている。このように、一部の肥料は2倍近い値段となっており、JA全農は「史上最高値圏まで上昇した」とみなしている。
今後、こうした状況が長引けば農家の生産にも影響を及ぼし、生活に欠かせない野菜の値段上昇につながる恐れがある。
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