テキサス州の小学校で子ども19人と大人3人が死亡する事件が起こった後、米国では銃規制を求める声が高まった。一方、ウィークによると、銃撃事件に関するユヴァルディ警察の対応を非難する声が上がっており、その詳細な調査が続いた場合、米国の状況は急激に変わる可能性がある。
殺害された生徒の保護者たちからは、警察は子どもたちを救うために何もしてくれなかったと批判の声が上がっている。武装した警察官たちは、学校の敷地の外にただ立っているだけで、敷地内に入ろうとしなかったという。また、子たちを助けるために学校に駆け付けた保護者たちは、警察官に押さえ込まれたり、さらには手錠をかけられたと主張している。
警察はなぜ、武装した犯人に対抗するために学校へ突入するのを拒否し、犯人が40分もの間、校内を自由に歩き回り、生徒に向かって銃を撃つことを可能としたのだろうか?ウィークは、このような疑問を抱いているのはユヴァルディの銃撃事件で子どもを失った保護者だけではないと強調している。
ウィークは、米国の警察がその市民と家族を守ることができないのであれば、米市民は自己防衛に走ることになり、頻繁に発生する流血の事件に対応するためにさらに多くの武器を購入することになるだろうと報じている。かつて銃規制を支持していた人たちでさえも、武力攻撃に対する当局の臆病な対応を目にして、自衛手段を求めて銃器店に向かう可能性があるという。
テキサス州の小学校で起こった事件は最後の悲劇ではなかった。米市民はそのすでに1週間後にそれを確信した。5月31日、米ルイジアナ州ニューオリンズ市の大学で開かれた卒業式でけんかがあり、それが発砲事件に発展した。12発の銃弾が発射され、1人が死亡、2人が重傷を負った。
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