日本 岸田首相 ビザなし交流事業「別途の事業を考えなければならない」

日本の岸田文雄首相は2日、3月から停止しているロシアの南クリル諸島(日本では北方領土)のビザなし交流などの事業の再開を求める要望書を北海道の鈴木直道知事から受け取った。産経新聞が伝えている。
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この要望書には、ビザなし交流事業の他に、元島民らが南クリル諸島に眠る船から先祖を供養する「洋上供養」の実施再開などが含まれている。
岸田首相は、ビザなし交流について次のように述べた。
「別途の事業を考えなければならない。元島民の思いをしっかり聞き、必要な措置を実施していきたい」
元島民の日本人と南クリル諸島に住むロシア人がビザの発給を受けずに相互に訪問する「ビザなし交流」は、1992年4月に始まった。これまで日本側と1万4000人、ロシア側から約1万人が参加してきたが、新型コロナウイルスのパンデミックにより2020年から中止している。そして3月、ロシアはウクライナでの特別作戦に対する日本の制裁を受け、ビザなし交流などの事業を停止すると発表した。
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