この原発は松江市に位置し、全国で唯一、県庁所在地にある。同原発は2021年に原子力規制委員会が設けた新しい安全基準に合格しており、中国電力は、2023年度中の再稼働を目指している。
東京新聞によると、丸山知事は、「不安のない生活をするには原発はないほうがよく、なくしていくべきだと私も思います。一方で、必要な電力は供給される必要がある。現状では原発が一定の役割を担う必要があると考えます」と県議会本会議で再稼働の理由を説明した。
再稼働について松野博一官房長官は、どの原発もいかなる事情より安全性を最優先すべきであり、基準に適合すると認められた場合は、地元の理解を得ながら再稼働を進めるというのが政府の方針だと記者会見で述べた。
日本で原子力規制委員会の安全審査に合格して再稼働したのは6原発10基。このすべてが、世界で最も多いタイプの加圧水型軽水炉。一方で、島根原発2号機は「沸騰水型」と呼ばれるタイプで、福島第一原発と同じ型式。
関連ニュース