空自は海底から引き揚げた機体の調査を進めたが、機体に明確な異常はなかったという。調査によれば、機体は離陸してすぐ雲の中に入って上昇していた際、大きく右に傾斜。高度が下がる中で空間識失調の状態に陥り、立て直すのが間に合わず墜落した可能性がある。機体は離陸から53秒後に墜落。墜落19秒前から機体が傾き、2秒前に回復操作が行われた。当時の時速は720キロだった。関連記事日英が共同で自衛隊の次期戦闘機を共同開発へ