KFB福島放送によると、この裁判は、田村市都路町の旧緊急時避難準備区域の住民ら525人が、東京電力福島第1原発事故により豊かな自然や充実した生活が奪われたとして、国と東京電力に計約60億(1人あたり1100万円)の損害賠償を求めたもの。裁判所は2日、東京電力に対し、平穏な生活が侵害され避難生活などによる精神的苦痛を与えたとして、計12億円の慰謝料を命じた。一方、地震や津波による被害は予見できなかったとして、国の責任は認めなかった。関連ニュース