福島県田村市住民訴訟 東電に賠償命令

東京電力福島第1原発事故により精神的苦痛を受けたとして、福島県田村市都路町の旧緊急時避難準備区域の住民らが損害賠償を求めた裁判で、裁判所は2日、東京電力に慰謝料の支払いを命じた。国の責任は認めなかった。日本のマスコミが報じた。
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KFB福島放送によると、この裁判は、田村市都路町の旧緊急時避難準備区域の住民ら525人が、東京電力福島第1原発事故により豊かな自然や充実した生活が奪われたとして、国と東京電力に計約60億(1人あたり1100万円)の損害賠償を求めたもの。
裁判所は2日、東京電力に対し、平穏な生活が侵害され避難生活などによる精神的苦痛を与えたとして、計12億円の慰謝料を命じた。一方、地震や津波による被害は予見できなかったとして、国の責任は認めなかった。
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