研究者らは今回、現在生息するサメと絶滅したサメがどのような動物を捕食していたのかを調べるべく、歯のエナメル質に残る亜鉛の同位体の種類を調べた。歯に含まれる様々な亜鉛の同位体を調べることで、捕食した動物の種類と、サメが食物連鎖のどの位置にいたのかが分かるという。
その結果、メガロドンとホホジロザメは食物連鎖の頂点にいた可能性が高く、捕食する動物が一部重複していたことが示唆されるという。
研究者らは、この2種類のサメが同じ獲物を争っていたために、ホホジロザメより4倍も大きいメガロドンが絶滅に至った可能性があると指摘している。
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