ロシア、エネルギー分野で日本と協力の用意=露外務省

露外務省のマリア・ザハロワ報道官は3日、ロシアは日本とのエネルギー分野における協力の用意があると表明した。一方、ウクライナ情勢をめぐる日本の対露制裁などを念頭に、今後の露日エネルギープロジェクトの行く末を決めるには日本側の非友好的な姿勢を考慮する必要があると釘を刺した。
この記事をSputnikで読む
ザハロワ報道官は次のように述べている。

「我々はこれまで通り、日本とのエネルギー分野での建設的な協力の用意がある。だがもちろん、今後のエネルギープロジェクトの行く末を決めるには、東京(日本政府)の非友好的な姿勢を考慮せざるを得ない」

日本政府は6月3日、ウクライナ情勢を受け、ロシアとのインフラ協力の全面凍結を決定した。一方、日本の萩生田経済産業大臣は5月、日本企業が参加する露極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」について、「どけと言われてもどかない」と発言。日本は対露制裁における欧米との協調と自国のエネルギー安全保障との狭間に立たされ、難しい舵取りが迫られている。
再編「サハリン1・2」をめぐる状況
サハリン2プロジェクトに日本をはじめとする外国企業は残るのか オピニオン
関連ニュース
EUのロシア産石油一部禁輸合意を「歓迎する」=松野官房長官
日本の肥料価格高騰、最大約2倍 食卓に影響も=JA全農
コメント