ロンドンで空き家を売りに出すための不動産査定の際に、不動産鑑定士が絵に気づいた。絵は寝室のベッドの上に飾られていた。この絵には、牧歌的な風景の中に聖母と幼子、天使が描かれていた。
絵の所有者は、現在老人ホームで暮らす92歳の女性だった。女性の身内によると、この絵は女性が30年以上前に父親から遺産として受け取ったもので、絵の価値については何も知らなかったという。
リッピの作品はオンラインオークションDawsons Auctioneersに出品され、英国からの参加者が落札した。オークションで得たお金は、女性が現在暮らしている老人ホームの費用の支払いに充てられるという。
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