CDCのウェブサイトにあるサル痘の感染マップによると、世界中で感染例が909件確認されている。その中でも英国は225件で感染者数が最多。2位はスペインの186件。3位はポルトガルで143件。この感染マップは公的な情報源を元に作成されている。
これらの国に加えて、カナダ、ドイツ、フランス、オランダ、米国、イタリア、ベルギーが感染例の上位10国となっている。
これよりも前、ロシアの疫学者がサル痘感染に関する特性についてスプートニクで語っている。
サル痘ウイルスは1958年、デンマークの研究所で、サルの天然痘類似疾患の調査を実施していた際に発見された。ヒトへの感染へは1970年、コンゴ民主共和国で初めて確認された。WHOは、天然痘ワクチンの接種がサル痘への効果的な予防策になるとして、濃厚接触者となった場合はワクチンを接種するよう推奨している。
サル痘は、ヒトの間でも感染する珍しいウイルス感染症。通常は軽症で、ほとんどの人が数週間以内に回復するが、人によっては合併症を起こすことがある。サル痘の初期症状は、発熱、頭痛、筋肉痛、背中の痛み、リンパ節腫脹、悪寒、疲労感など。発疹は、多くの場合、顔から始まり、体の他の部分に広っていく。発疹は変化していき、様々な段階を経て最終的にかさぶたを形成し、その後剥がれ落ちるという。
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