開発者はアルゴリズムの作成にあたり、米国の研究者らが2015年に行った研究を参考にした。その研究によると、うつ病の人の声は低く、平坦で柔らかく、話の途中に間ができることが多いことが分かった。
このように、思考や筋肉の動きが鈍くなることを精神運動遅滞という。開発者らは、このアルゴリズムは国籍に関係なく使えると断言している。
開発者らは、何万人ものうつ病患者の声を使ってアルゴリズムの開発を行った。これらの声は、自分の気持ちを音声で日記にすることができる、同社と同じ名称のアプリ「キンツギ」を使って収集した。開発者によれば、このアルゴリズムは、精神科医のチームに匹敵するものだという。このアルゴリズムはその鋭敏性により、うつ病の有無だけでなく、その程度まで判断することができる。
スプートニクは以前、うつ病を克服できる物質を分泌する木が発見されたと報じている。
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