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ファイザー社とモデルナ社のワクチンが心筋炎発症に影響 米研究者

ファイザー社とモデルナ社のワクチンは、これらのワクチンの接種者の心筋炎の発症リスクを大幅に高めた。米国の疫学者らは、欧州でのRNAワクチンの使用に関するECDC(欧州疾病予防管理センター)のデータを分析し、こうした結論に至った。サイト「medRxiv」が報じた。
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1年前、イスラエルでこの好まざる症状が初めて確認された。同国では、ファイザー社とモデルナ社の新型コロナウイルス用RNAワクチンの使用が心筋炎を引き起こし、子どもと青年が大きな影響を受けた。米国の疫学者らは、2021年1月から2022年2月に欧州の研究者が収集したデータの分析で、RNAワクチンが心筋炎のリスクを著しく増加させるという新たな証拠を得ている。研究者らは、心筋炎は心臓の筋肉の炎症性疾患であり、その合併症が心不全や突然の心停止につながるおそれがあると指摘する。
米国の疫学者によると、過去1年間にファイザー社またはモデナ社のワクチンを少なくとも1回接種した人は5億人以上で、そのうち約4万5000人が接種後に心臓の問題を訴えているという。
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米国 10代の若者が新型コロナワクチン接種後に心筋炎を発症
データ分析では、ファイザー社およびモデルナ社のワクチン接種者の心筋炎の発症頻度は、性別・年齢が同程度の健康な欧州市民の平均値と比較して、それぞれ5.5倍および11倍であることが判明した。
米国の研究者らは、「ECDCのデータ解析では、両社のRNAワクチンの初回投与が心筋炎のリスクを著しく増加させることが示された。心膜炎に関する状況は今のところ十分明らかになっていない」と述べている。
以前、通信社スプートニクは、1年前にEUで、ファイザー社とモデルナ社のワクチン接種後に心臓の炎症が生じるおそれがあると発表されたことを紹介している。
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