ウクライナでの露特別軍事作戦

ロシア、代替市場への石油販売を拡大=露ラブロフ外相

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、ロシアは2022年、欧州連合(EU)への石油の海上輸送が制限される一方で、エネルギー輸出による利益を大幅に増加させ、ロシア政府は代替市場での販売を増加させるとし、原油価格を考慮すると、ロシアの予算に損失はないだろうと表明した。
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ラブロフ外相は、ボスニア・ヘルツェゴビナおよびセルビアの「スルプスカ共和国ラジオ・テレビ放送局」のインタビューに対し、次のように語った。
「(EUによる対露制裁の)『第6パッケージ』はというと、海上輸送による石油の輸出制限だ。石油は政治には大きく左右されず、需要がある。石油市場は政治の『指図』や、『気まぐれ』には従わない。我々には代替市場があり、そこではすでに売上を伸ばしている」
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また、ラブロフ外相は「欧米の政策の結果として確立された物価水準を考慮すれば、予算の損失はない。それどころか、今年はエネルギー資源の輸出による収入を大幅に増やす」と付け加えた。
EU首脳は先月30日、ベルギー・ブリュッセルでの首脳会議初日の総括として、対露制裁第6弾のパッケージにロシア産石油の一部禁輸を含むことで合意した。パイプラインを介した石油の輸入は制裁の対象とはならず、海上輸送によるロシア産石油が制裁の対象となる。欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長によれば、2022年末までにEUはロシア産石油の輸入を事実上90%近く削減する。
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