デ・サンティス氏は、ナショナル・インタレスト誌に掲載されている論文の中で「ウクライナを保護してきた米国および同盟国は、新たな軍事支援の制限を利用して、ウクライナ政府に戦争を終わらせるよう説得しなければならない」と語った。
デ・サンティス氏の意見によると「NATOはウクライナにロシアとの交渉に入るよう促すべきである。」
さらに、デ・サンティス氏はこのように述べた。
「ウクライナの軍事的勝利はあり得ないが、交渉による解決は現実的な目標である。そのためには、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領やその同盟国である東欧・バルト三国は、ウクライナが中立国となり、ドネツク州およびルガンスク(ルハンシク)州に代表されるドンバス地方、そしてクリミアをロシアに譲渡することに同意するべきだ」
デ・サンティス氏が強調したところによると、ウクライナ政府に殺傷力の高い兵器を提供することは、ロシアの予測される反応を考慮すると「自滅行為」になりかねない。
また、デ・サンティス氏は、欧米でロシアを「のけ者国家」として扱うことは止めるべきだと主張している。同氏は「これは外交的にも軍事的にも逆効果だ」と語った。
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