ドイツ地方自治体 中央政府の対ロシア制裁に苦言

独ザクセン州のクレッチマー首相は、ロシア産石炭、ガス、石油の輸入を停止するという独中央政府の計画を「急すぎる」と非難した。独紙Wirtschafts Nachrichtenが伝えている。
この記事をSputnikで読む
クレッチマー氏は「契約を解除する前に、信頼性の高いエネルギー供給を確保する必要がある」と述べた。
クレッチマー氏はさらに、ハベック経済相に対し、ドイツ国内の景気後退を警告するのではなく、それを回避するために手を尽くさねばならないと指摘。
ウクライナ「和平は政治的解決以外ない」独紙解説員が西側の国際法違反を批判
またエネルギー資源価格は一般消費者や企業には80%から100%の値上げとなり、中央政府はドイツの競争力を維持する政策を行わなければならないと語った。
昨日、EUは6回目となる対ロシア制裁を発動。今回の主な制裁内容はロシア原油に対する段階的な禁輸措置となる。
関連ニュース
ドイツ人、ロシア産天然ガスの輸入禁止を懸念
ゼレンスキー大統領が独議会で演説 ロシアとの関係保持を痛烈批判 禁輸が必要
コメント