伴容疑者の妻で14歳~17歳の3人の子どもの母親が、先に警察に通報した。
当事者双方から話を聞いたコムソモリスカヤ・プラウダ紙によると、伴容疑者は子どもたちが何か悪いことをした場合、腕を伸ばしたまま一点を見て8時間跪かせ、トイレに行くことも許さなかった。また容疑者は妻のことを殴り、妻の顔半分に麻痺が残ったという。
さらに妻の話によると、容疑者はモスクワの有名レストランで働いていたとき、従業員に皿を投げたため解雇された。高温の油が入った鍋を従業員に向かって投げたこともあった。争いは揉み消されたという。
伴容疑者の弁護士によると、容疑者本人は家庭生活について、調和のとれた穏やかなものだったと語っており、妻が嘘をついていると述べている。
逮捕というかたちでの身柄拘束期間は、2022年8月2日まで。起訴はされなかった。審理は非公開で行われた。
伴容疑者は、海外での日本食やその食文化の普及を進める日本料理関係者の1人として、日本の農林水産省より「日本食普及の親善大使」に任命されている。