サウジ石油最大手、アジア向け大幅値上げ $2.1/バレル増  

サウジアラビア国営石油最大手の「サウジアラムコ」は、7月のアジア市場向け石油価格を1バレル(約159リットル)あたり2.1ドル(約274円相当)値上げすることを決定した。値上げ幅は最大でも1.5ドル(約196円相当)とした市場の予測を上回るもので、取引業者の間では困惑が広まっている。ロイター通信が伝えている。
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サウジアラムコは石油の需給バランスの崩壊が値上げの理由としている。また、地中海地域や北ヨーロッパ向けも1バレルあたり2ドル~2.2ドルの値上げとなった。米国向けは据え置きとなった。
日経新聞によると、石油価格のアジア市場の指標となる「ドバイ原油」の6日の現物価格は、1バレル当たり115.5ドル(約15000円相当)で推移していた。
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石油輸出国機構(OPEC)加盟国やロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は2日、日量64万8000バレルの石油増産を決定していた。
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