「日本企業は今年度、自社株4兆2000億円(324億ドル)の買戻しを計画している。この額は昨年のほぼ2倍に相当する。日本企業はパンデミックの間に蓄積した資金を資本家への配当金に回している」
日経アジア紙が今年度4月と5月に上場企業が発表した今年度の自社株買い計画を分析したところ、総額が前年同期比94%増と急増し、2006年度以来の高水準に達したことが判明した。
例えば、日立製作所は2000億円で自社株を取得するが、これは8年ぶりの自社株買いで、1回あたりの買い戻し額としては過去最高。NTTなどは4000億円相当の株を買い戻し、アップルのサプライヤーの村田製作所は、約10年ぶりに最大800億円の自社株買いを行う。
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