山崎統合幕僚長は、「『自由で開かれたインド太平洋』構想の実現に向けて日・NATOの連携強化、結束を図っていきたい」と語った。また、同統合幕僚長は、既成の国際秩序を武力で変更しようとすることは許されないと強調した。
これに対しバウアー軍事委員長は、日本は同盟の「重要なパートナー」であると述べ、軍事的関係を調整する具体的な方法について議論することを提案した。
今年5月、自衛隊の参謀本部である統合幕僚監部の責任者が、ブリュッセルで開催されたNATO軍の参謀総長会議に初めて出席した。
また、6月末には、岸田文雄首相がマドリッドで開催されるNATO首脳会合に出席する予定。NATO加盟国でない日本の首相が同会議に参加するのは初めてとなる。