日中高官が電話会談 「新旧の問題が錯綜し関係は困難」

日本の秋葉剛男・国家安全保障局長は7日、中国の事実上の外交トップで共産党政治局員の楊潔篪(ヨウ・ケツチ)氏と電話会談し、二国間関係や地域の安定について話し合った。
この記事をSputnikで読む
産経新聞によると、両氏の会談は2021年7月の秋葉氏の局長就任以来初めてで、2時間15分にわたって行われた。会談で秋葉局長は「中国が国際平和と安全の維持に責任ある役割を果たすことが重要」と指摘した。
中国が密かにカンボジアに海軍施設を建設=ワシントン・ポスト紙
新華社通信によると、楊氏は日中関係について「新旧の問題が錯綜し、関係が困難なものとなっていることは無視できない」と指摘しながらも、「互恵的な協力方針を続け、長期的視点で日中関係を見据える必要がある。相互信頼を高め、安定に向けて努力しなくてはならない」と述べた。
また、楊氏は今年に日中国交正常化から50年を迎えることにも触れ、「両国は地域の平和と繁栄のために尽力しなくてはならない」とした。
関連ニュース
宇宙開発で中国が米国に挑戦状
豪首相 中国機による侵略行為と迎撃を非難
コメント