ウクライナ政府は現在、来年度の暖房時期に向けた準備を進めている。その関連で政府は天然ガスや石炭を国外に輸出しない決定を下した。
先にウクライナ国営石油ガス大手「ナフトガス」のユーリー・ヴィトレンコ社長は様々な措置を複合的に使用することで欧州はロシア産天然ガスの購入を中止できるとしていた。その際、ウクライナのエネルギーを輸入すればロシア産天然ガスを最大100億㎥まで代替可能と表明していた。
欧州が2021年にロシアから輸入した天然ガスの量は1550億㎥、ロシアが欧州に輸出したガスは輸出全体の45%に達する一方、欧州市場でロシア産天然ガスが占める割合は40%となっている。
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