キム特別代表は北朝鮮が核実験を行う可能性について「北朝鮮は明らかに準備を終えた。私の理解では、いつでも核実験を行うことができる」と発言した。
核実験が行われた場合の対応については「同盟国や友好国と緊密に連携し可能なかぎり迅速に対応する。核実験はわれわれや国際社会にとって受け入れられないと明確なメッセージを送る」と述べ、日本や韓国などと連携し、速やかに対応する考えを強調した。
キム特別代表は「中国は朝鮮半島の完全な非核化という最終目標をわれわれと共有しており、重要な役割を果たすと信じている」と述べ、北朝鮮への働きかけを強めるよう中国側に求めた。
弾道ミサイルを相次いで発射した北朝鮮への対応をめぐって、米国は国連安全保障理事会で制裁を強化する決議案を提出し、5月26日に採決が行われたものの、中国とロシアが拒否権を行使したため否決されていた。
関連ニュース