北朝鮮による拉致被害者の家族が先月29日に東京で「国民大集会」を開き、岸田首相も出席。「いまだに多くの被害者が北朝鮮に取り残されているのは本当に申し訳ない」と述べたうえで、自らが先頭に立ち、拉致問題の解決に向けて全力で取り組む決意を示した。これについて北朝鮮外務省は、参加の日本研究所・研究員の名で7日付の談話を発表。「拉致問題は我が方の誠意と努力によりすでに全て解決され、もはや両国間の問題としては存在しない」とあらためて主張した。さらに「拉致問題をもって再び自国民を欺き、来る参議院選挙で支持票をかき集めようとしている」として岸田氏を名指しで批判した。関連ニュース