研究者らは、2017年から2019年のフィンランドの医療データベースを分析し、15歳から49歳の約60万人の女性のデータを選出した。その半数は、ホルモン避妊薬(ピルやインプラント、パッチ、リング)を使用していた。
彼女らの自殺の頻度を比較したところ、避妊具を使用した女性の方が年齢とともに自殺のリスクが減少することが判明した。
15〜19歳の女子ではリスクは同程度だったが、20歳以上では、避妊具を使用した場合、リスクは平均37%低くなった。
研究者らは、「ホルモン避妊薬、特にエチニルエストラジオールを含む避妊薬を使用している精神疾患歴のない女性は、なんらかのホルモン避妊薬を使用していない女性に比べて、自殺のリスクが著しく低かった」と指摘する。
研究者らは、この研究結果により、女性がそのような薬を服用する際に、恐怖を感じることが少なくなることを望んでいる。
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