「マスコミやスポークスマンたちはここ数日、フィギュア選手の年齢引き上げを論じていました。ISUがこう決定することは予想できた話でした。けれども年齢引き上げを延々と論じる裏側に重要なニュースは見え隠れしていたのです。私個人としてはロシアの選手には国際大会への出場が許されるだろうと、最後の最後まで希望を持っていました」五輪銀メダリスト、世界選手権2冠のエフゲニア・メドベージェワ選手はこう語った。
「圧力に負けずにロシア人テニス選手の大会参加除外に反対したプロテニス選手協会(ATP)や女子テニス協会(WTA)の人たちはポジティブだったし、(両協会は)ロシア、ベラルーシの選手の参加を拒否したことからウインブルドンにランキングのポイントを付与しないと決定していたから、私は国際スケート連盟も思慮のある行動をとるだろうと疑いませんでした。でも奇跡は起きなかった」
ウインブルドン大会は4月、ウクライナ情勢を理由にロシアとベラルーシの選手の出場拒否を決定。これを受けてATPとWTAはウインブルドン出場者にはランキングポイントを付与しないことを決めた。
ISUは3月1日、ウクライナ情勢を受け、ロシアとベラルーシのスピードスケート選手、ショートトラック選手、フィギュアスケート選手のISU主催大会など国際大会への出場を禁止した。
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