チェコ内務省の否定的な評価を受け、ゼマン大統領は8日、127人のチェコ国民に対しウクライナ軍側で戦闘行為に加わることを禁じた。ゼマン大統領が国民の要請に応じなかったのはこれで3度目。大統領は5月24日と6月1日にそれぞれ11人と80人の市民に対し、戦闘行為への参加を認めなかった。一方、5月11日には103人の市民に対しウクライナ軍への合流を許可していた。
2022年3月の時点でチェコ議会はウクライナ軍への合流を希望する市民の要請を300件以上受け取っていた。 チェコの法律によると、他国の政府軍が進める戦闘行為に参加するためにはチェコ軍最高司令官である大統領の許可が必要となる。
先にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は他国の市民に対し、ウクライナ政府軍側で戦闘行為に加わるよう要請していた。
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