ウクライナでの露特別軍事作戦

欧州議会の議員ら、ウクライナに対するEU加盟候補国のステータス付与を賛成多数で支持

EP(欧州議会)の議員らは仏ストラスブールで開かれた総会でウクライナに対するEU(欧州連合)加盟候補国ステータスの付与を支持する決議案を採決し、これを採択した。
この記事をSputnikで読む
採決では438人の議員が支持し、反対した議員はわずか65人だった。議員らは、ウクライナに加盟候補国のステータスを付与することで、「その国民に対する連帯を明確な政治的シグナルとして送る」ことを目指すとした。また議員らはウクライナで起こったすべての犯罪を調査するよう呼びかけた他、国際司法裁判所への提訴を要求した。
ウクライナでの露特別軍事作戦
EUの財源は数十億ユーロのウクライナ支援で枯渇 フィナンシャルタイムズ
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2月28日、EU加盟を希望する申請書に署名していた。EC(欧州委員会)のフォン・デア・ライエン委員長は、4月初旬にキーウ(キエフ)を訪問した際、EU加盟に関する交渉の開始に向けた調査書をゼレンスキー大統領に手渡した。現在、ECはウクライナ側の回答を分析しており、6月23日から24日にかけて開催されるEUサミットでステータス付与に向けた推薦書を提出する見通し。
オーストリア ウクライナのEU加盟に反対
またEPはウクライナへの軍事支援を継続することを定めた決議案も賛成多数で可決した。先にEPはEU加盟国によるウクライナへの軍事支援として20億ユーロの拠出に合意していた。
関連ニュース
ラブロフ外相 国連仲介によるウクライナとの会合に用意 穀物輸出
メルケル元首相、ウクライナ危機の調停に参加しない理由を語る
コメント