裁判官は判決で、アニェス被告には「憲法への違反」と「職務怠慢」があったと指摘した。
ボリビア検察庁は、同氏に禁錮15年を求刑していた。
弁明で被告は、大統領になるつもりは全くなく、国の政治情勢が厳しいものになっていたため暫定大統領に就任したと述べた。
2005年からボリビアを率いてきたエボ・モラレス元大統領は2019年、大統領選をめぐる不正疑惑によって発生した大規模デモで辞任。この辞任により、同国のトップの政治家も全員辞任した。当時、上院副議長だったアニェス被告は、次の選挙が行われるまでの間、暫定大統領に就任すると発表し内閣を任命した。その後、裁判所は、これらの手続きは違憲であると判断した。2021年3月13日、警察はクーデターにおけるテロ、扇動、陰謀の疑いでアニェス被告を拘束した。
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