リチャーズ氏は「これは『様子を見よう』という『戦略』であり、言い換えれば、まったく戦略になっていない」と綴っている。
リチャーズ氏の指摘によると、米国も英国も、ウクライナ紛争がどのように進展するべきか、また「特に中国との関係という極めて重要で長期的な問題に関して、我々はどのようなロシアを形成しようとしているのか」を理解していない。
また、リチャーズ氏は「弱体化したロシアを中国の勢力圏に必然的に引き込むのではなく、アメとムチを使って欧米に加わるようチャンスはあるのだろうか」と問いかけている。
リチャーズ氏は続けて、誰も「大規模な」戦略を考えていないのは、「その時々の政治的慣習を越えて考える勇気がない」ためだと記している。
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