11日にアジア安全保障会議(シャングリラ対話)に出席したゼレンスキー大統領は、以下のように語った。
「世界市場で大いに不足している食糧を輸出できなければ、世界、そしてアジアやアフリカの多くの国で深刻な食糧危機に直面することになる。食糧不足は政治的混乱を必ず招き、多くの国々の政権が転覆し、数多くの政治家が追放される恐れがある。この脅威は、多くの国々で日用品の価格が高騰していることからも明らかだ」
ロシアがウクライナの非武装化を目指す特別作戦を開始した後、ウクライナ軍は黒海と黒海沿いの港に地雷を敷設し、貿易の海上輸送を麻痺させた。
国連は穀物不足による食糧危機が起こる恐れがあると繰り返し発表している。また、欧米諸国はロシアがウクライナの穀物を世界市場に流通させないようにしていると非難している。
ロシアのプーチン大統領は、ウクライナからの穀物輸出に問題はなく、ロシアはこれを妨害していないとの考えを示している。
プーチン大統領は、ウクライナが港から地雷を除去すれば、穀物を積載した船は問題なく港を出ることができるだろうと述べている。
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