インド太平洋地域が最も危険な時期に=米軍司令官

米インド太平洋軍のトップ、アキリーノ司令官がシンガポールで開催中の「アジア安全保障会議」で講演し、インド太平洋地域の安全保障環境について「第2次世界大戦後、今が最も危険な時期になる可能性がある」と指摘し、中国などを念頭に偶発的衝突の予防措置を確保する必要性を指摘した。NHKが報じた。
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10日にシンガポールで開幕した「アジア安全保障会議」ではアジアや欧米の防衛担当の高官が集まっている。11日には米インド太平洋軍のアキリーノ司令官が講演した。司令官はインド太平洋地域の安全保障環境について「第2次世界大戦後、今が最も危険な時期になる可能性がある。中国がアメリカの同盟国やパートナーへの威圧など不安定化を招く行動をとり、北朝鮮はミサイルを発射してすべての国を脅かしている」と指摘した。
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そのうえで「紛争や危機に陥らないためにもコミュニケーションは非常に重要だ」と指摘し、偶発的衝突の予防措置を確保する必要性を指摘した。
12日の最終日には中国の魏鳳和国防相らが講演を行う。
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