コラムニストによると、ロシアのプーチン大統領が下した、ガスの支払いをルーブルで決済するという決定は、ルーブルの強化につながったという。
ヴェルヌー氏は「プーチン氏の制度を受け入れることを余儀なくされた西側の肩にかかった負担はますます苦痛になるだろう。もしルーブルが今後数ヶ月で強まり続けるならば、西側諸国はエネルギー資源を購入する際に自国通貨をルーブルに換算するために追加の費用を負担しなければならないだろう」と書いている。
同氏によると、このようなシナリオは、世界におけるロシア通貨の需要を増大させ、ロシアに対する西側の制裁の無効性も示す。
これより前、ワシントンポストはEU諸国がエネルギー危機のリスクが高まる中、ガスの支払いをルーブルで行うというロシアの要求に同意したと報道していた。
プーチン大統領は3月23日、ロシアは非友好国へのガス供給の決済をルーブル建てに移行すると宣言し、EUや米国へロシア産の商品を輸出しても相手国の通貨で支払われるのであれば意味をなさないと明言した。一方でプーチン大統領は、ロシアはガス供給契約に明記された量と価格はそのまま維持するが、それはロシアが自国の評判を大事にしているからだと説明している。
関連ニュース