ロシア アジア向け石油輸出拡大へ 欧州制裁を背景に

ロシアはアジア向け石油供給量をさらに増やしている。中国とインドが値下げ価格での買付を積極的に続けているからだ。これにより西側制裁を背景に、ロシアの資源収入維持が支えられている。インサイダー紙が伝えている。
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EU諸国は先日発動した対ロシア制裁の中で、ロシア産石油禁輸を合意し、年末までにロシアからの輸入の約90%を削減する計画だ。しかし中国とインドの需要は伸びるばかり、特にロシアが通常よりも低価格を提案している状況を考えると当然だろう。
ロシアはナホトカ湾コズミノ石油積出専用港からの石油出荷をほぼ20%増やした。現在、コズミノから汲み上げられる原油量は1日あたり7万バレル増加。しかしこれは限界ではない、とインサイダー紙は強調する。ロシアはパイプラインに加えて、1日あたりさらに約8万バレルの原油を鉄道でシベリアからコジミノに輸送する予定だ。
スプートニク通信はこれより前、インドは米国やEUの圧力にもかかわらず、ロスネフチと追加的な6カ月の石油売買契約を締結し、ロシア産原油の輸入を拡大する計画だ。
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