セニック氏は、シンガポールで開催された安全保障会議の傍ら、ロイター通信に対し「これらのルートは一定の滞りが生じるため理想的ではないが、一方で我々はこれらのルートを開発するために最善を尽くしている」と語った。
セニック氏によると、ウクライナは食品輸出のための第三の経路を追加するようバルト三国と交渉している。セニック氏は、新たなルートで既に輸送された、あるいは今後輸送される穀物の量については明示しなかったと同紙は指摘している。
国連は穀物不足による食糧危機の脅威を繰り返し述べており、西側諸国はロシアがウクライナ産穀物の世界市場への供給を妨害していると非難した。ロシア政府は断固としてこれを否定し、ウクライナ政府自身が穀物輸出のための数々の障害を作り出したとしている。ロシアのプーチン大統領は、ウクライナからの穀物輸出に問題はなく、ロシアはこれを阻止していないと述べている。ウクライナが機雷を撤去し、港を空ければ、穀物を搭載した船舶は問題なく出港できると指摘した。
関連ニュース