テレグラフ紙によれば、王子はスキャンダルによって停止した公務への復帰を求めている。
記事は、匿名の情報筋の言葉を引用し、「王子にとってもっとも重要なのは殿下と血統親王の称号であり、アンドリュー王子はこれらは回復されるべきであり、王子の地位は認められ、尊敬されるべきだと考えている」と伝えている。
テレグラフ紙によれば、13日、アンドリュー王子は王室の高位メンバーらと共に毎年行われるガーター勲章の叙任式に姿を表す予定。
アンドリュー王子がこれに参加すれば、王子がフィリップ殿下の追悼式でエリザベス女王をエスコートして注目を集めて以来となる公的な行事への出席となる。記事によれば、アンドリュー王子の血統親王の地位が回復されれば、王子は王室メンバーとともに公式行事に出席することができる。
伝えられているところによれば、現在、アンドリュー王子の今後については関係者らの間で「活発な」協議が行われているが、王室内では、軍の名誉職に復帰させる「いかなる願望もない」とのこと。
3月にメディアは、アンドリュー王子は、王子に対して性的暴行を訴えていたヴァージニア・ジュフリーさんに和解金を支払い、訴訟手続は終了したと報じた。和解金の額は1200ポンド(およそ20億円)にものぼったとみられている。それより前、アンドリュー王子とジュフリーさんは裁判所外での和解に合意していた。
1月にアンドリュー王子が性的暴行で訴えられ、訴訟手続きが始まったことを受けて、英王室は王子の軍の名誉職および慈善団体などのパトロンとしての役職を剥奪、王子は、王族の敬称である「殿下」の称号も使えなくなっていた。
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