欧米の一部メディアは、ロシアがウクライナから穀物を「盗んだ可能性がある」として、米政府がアフリカ諸国に対しロシア産穀物の購入について警告を発したと報道した。
ジャンピエール氏は、定例会見で「あなた(記者)が言及している記事の資料についてはコメントできない。しかし、私たちは他の国々と協力して、盗まれたとされる穀物の販売を阻止するために取り組んでいると言える」と語った。
先に、欧州連合(EU)の関係者は、ロシアによって盗まれたとされる穀物について同様の主張をした。ロシア政府はこのような非難を否定している。これに関し、ロシア連邦議会のコンスタンチン・コサチョフ副議長は先週、ロシアから穀物を購入しないよう促すことで、こうした国々はウクライナの穀物を高値で転売し、自分たちの利益を得ようとしていると述べた。
国連は穀物不足による食糧危機の脅威を繰り返し述べており、西側諸国はロシアがウクライナ産穀物の世界市場への供給を妨害していると非難した。ロシア政府は断固としてこれを否定し、ウクライナ政府自身が穀物輸出のための数々の障害を作り出したとしている。
ロシアのプーチン大統領は、ウクライナからの穀物輸出に問題はなく、ロシアはこれを阻止していないと述べている。ウクライナが機雷を撤去し、港を空ければ、穀物を搭載した船舶は問題なく出港できると指摘した。
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