事故は日本の北海道知床沖で4月23日に発生。乗員乗客26人のうち、これまでに14人の死亡が確認され、12人が行方不明となっている。北海道運輸局は14日、運航会社の事業許可取り消しに向け、会社側の意見を聞く聴聞を行った。会社側は事前に陳述書を提出しており、出席しなかった。北海道ニュースUHBによると、会社側は陳述書で「事故の責任が監督官庁の国側にもある」と主張し、「事故の責任を知床遊覧船のみにするのはおかしい」と不服を述べているという。「KAZU1」の沈没事故は日本の北海道知床沖で4月23日に発生。乗員乗客26人のうち、これまでに14人の死亡が確認され、12人が行方不明となっている。さらに、5月にはロシア極東のクナシル島で不明者とみられる男女それぞれ1人の遺体が見つかっており、日本政府は露当局と情報を共有し身元の確認を進めている。5月26日には「KAZU1」の引き揚げ作業が行われ、沈没から33日ぶりに船体が海面に姿を現した。その後、船体は引揚作業船によって網走港に運ばれ、海上保安庁などが原因究明に向けた現場検証を行った。5月30日、事故当日の通話記録が明らかになった。