デンマークとカナダが半世紀にわたる「ウイスキーとシュナップス戦争」に終止符

カナダとデンマークは、グリーンランドに近い無人島のハンス島を二分し、50年にわたる領土論争に終止符を打った。デンマーク外務省が6月14日、明らかにした。
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両国はハンス島の中央部分に連なる峡谷に沿って、ほぼ二分し、島の約60%をデンマークが、40%をカナダが取る形で合意した。これによりカナダはEU圏と陸地の境界線を持つことになった。
デンマークとカナダの領土問題は1973年以来、ほぼ半世紀にわたって続いてきた。これまでは両国の代表らが順番に島に上陸しては、カナダは自国製ウイスキーを、デンマークは蒸留酒のシュナップスの瓶と国旗を島に残して自国領であることをアピールしたため、領土問題は「ウイスキーとシュナップスの戦争」と呼ばれていた。
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